第91回|産業医育成プロジェクト

復職名人が読む三手先
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第91回|産業医育成プロジェクト
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新年最初の回は日笠先生をゲストにお招きし、産業医育成プロジェクトについて意見交換しました。

告知

【リスナーからの声を募集中!】
第100回に向けて、リスナーの皆様からのご意見・ご感想・ご質問を募集しています。いただいたお便りについては、4月に実施予定の100回記念ライブ配信にて、すべて取り上げる予定です!どしどし応募ください。
https://forms.gle/DH7MFRKid5Hj5QW29

【番組へのご意見・ご質問・ご感想はこちら】
https://peing.net/ja/takaomethod

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https://community.camp-fire.jp/projects/view/307210⁠

近況報告

  • 高尾:映画「国宝」を鑑賞しました。
  • 前園:ポケモンZAをプレイしました。
  • :子どもと過ごす時間の幸せを再確認しました。
  • 日笠:臨床外来と産業医業務の両立に励む中で、医療と産業保健における視点の違いを改めて意識した。

議論した内容

産業医の自前育成と「一社目の壁」の打破

  • 若手産業医が直面する「一社目の契約」という障壁を解決するため、企業が自ら産業医を確保・育成するモデルを考え、協力企業を呼びかけている。
  • 仲介会社経由の契約はコストが高く、また経験重視の選考により未経験者が参入しにくい構造的な問題がある。
  • 企業側のニーズと産業医側の経験不足をマッチングさせ、オーダーメイドで育成することが、結果として継続的で安定した産業保健体制の構築に繋がる。

現代版「ゆるやかな医局」の構想と地域医療

  • 旧来の医局制度が弱体化したことで地方の医師確保が困難になり、質の担保されない高額なエージェント頼みの現状が生まれている。
  • 企業が一定の経済的貢献を行う代わりに、複数の産業医を組織的に派遣・管理する「ゆるやかな医局」を再構築すべき時なのではないか。
  • 地元の医師会や商工会議所が連携し、地域密着型の産業保健ネットワークを形成することが、地方の工業団地などの医師不足解消に寄与する可能性がある。

産業医業務の標準化と「リング」の構築

  • 企業の健康管理体制(リング)をコンサルティングによって標準化し、誰が担当しても機能する仕組みを整える。
  • 我流のスタイルに固執するベテランよりも、標準化された現代の手法を実践できる医師の方が、法的リスク管理において市場価値が高い。
  • 特定の「スーパー産業医」に依存するのではなく、未経験者でも質の高い活動ができるよう、企業側が受け皿となるオペレーションを構築すべきである。

自治体による産業医育成の役割と責任

  • 自治体は単なる法令遵守の対象ではなく、自らが産業医の育成機関としての役割を積極的に担うべきである。
  • 市役所や町村役場での実務経験を通じて地域に産業医のストックを増やし、名目上の専任ではない実態のある産業保健を推進する。
  • 労働基準監督署からの指摘を待つのではなく、地域住民や職員の健康を守る模範として、自治体が主導して体制を整備する必要がある。

産業医のキャリアステップと地域定着の戦略

  • プレイヤー、プレイングマネージャー、コンサルタントという三層のキャリア構造を提示し、産業医としての専門的な成長を促す。
  • 都会への医師集中を防ぐため、地域にゆかりのある医師を確保し、地方に居ながらスキルアップできるロールモデルを確立する。
  • 臨床医が週1日からでもスモールスタートできる環境を整え、臨床から産業医への移行や両立の心理的・物理的ハードルを下げる。

編集後記

高尾
医師会入会は、県医師会の担当者にこれから確認するところですが、会費は県医師会までだと、そんなに高くなかったですね。あと、医師賠は日医会員からみたいですね。

前園
皆様2026年もよろしくお願い致します。
恵まれた境遇であることに感謝しつつも、歩みを止めない2026年にしたいと考えています。
叱咤激励、お待ちしております。

日笠
2回目の参加でしたが、楽しかったです!医師キャリアが多様化し、産業医という選択肢を選ぶ人も増えているので、これから始める方のひとつのモデルになれるように頑張ります。


公開する直前に確認したところ、急に視聴回数が増えてびっくりしています。。。1から聞き直している方が何名かいるような・・・