「復職名人」が用いる手法の考え方や対応方法についてご紹介します。
【業務的健康管理】と【医療的健康管理】
復職名人では、「業務的健康管理」という考え方で健康管理を行います。この業務的健康管理とは、通常の労務管理の一環として実施する健康管理のことで、対義語としては、病院で取られている治療の考え方を職場でも行う「医療的健康管理」があります。両者を比較すると以下の表のようになります。
業務的健康管理
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- 目的は就業に支障のない労働力の確保 “全体最適化”
- ルールにもとづき、上司・人事が実行
- 事業者にとっての義務（安全配慮義務）
- 社員にとっては業務命令
医療的健康管理
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- 目的は個人の健康増進・疾病予防 “部分最適化”→周囲の負担は当然
- 医療の専門家がやってあげる（素人には対応が難しい）
- やらないよりやった方がよいかも
- 個人の希望に基づく「福利厚生」
従来の対応では、産業保健スタッフだけでなく、人事や会社全体が「医療的健康管理」に取り組もうとして失敗していました。
復職名人では、人事は「業務的健康管理」に基づく対応を、産業保健スタッフは「医療的健康管理」に基づく対応をします。これにより人事は通常の労務管理と同じように考えることができるため、自信を持って対応することができます。