復帰支援期の配慮期間について
質問 休職期間中に高尾メソッドに基づく一連の対応(週一報告や復帰準備完了確認シート、予備面接、主治医意見書等)を適切に行っていれば、復職日から1~2ヶ月後に配慮を終了させるという理解で良いでしょうか。 ...
日本型雇用と原職復帰の原則
前回は、日本型雇用の特殊性について整理しました。今回はそれを踏まえて、私たちが原職復帰の原則にこだわっている理由を説明したいと思います。 原職復帰の原則 復職名人におけるメンタルヘルス不調者対応では、 ...
日本の雇用の特殊性
日本の雇用の特殊性は、メンタルヘルス対応においても大きな影響を与えています。 「人事の成り立ち」(海老原嗣生・荻野進介,白桃書房,2018)という本の冒頭で、日本型雇用の本質について、わかりやすくまと ...
安全配慮義務からみる、第二原則、第三原則
メンタルヘルス対応の三原則の二つ、第二原則と第三原則に従って、早期に療養させることは、安全配慮義務の履行においても重要です。 第二原則|通常勤務に支障があるのであれば療養させるしかない 安全配慮義務の ...
使用者の過失有無の判断
安全配慮義務における使用者の過失について検討する上で、一つの裁判例を考えたいと思います。過労自殺に関して争われた、「電通事件」(最二小判平成12年3月24日)です。(余談ですが、当該電通事件では「不法 ...
安全配慮義務の考え方
メンタルヘルス不調者対応において、「安全配慮義務」について大きな誤解が生じています。 具体的には、「安全配慮義務を履行しよう」として、主治医の意見や本人の要望に従って、異動や軽減勤務、特定の業務免除な ...
復帰支援期の対応
復帰後に一定期間の配慮を実施する期間です。基本的にはあらかじめ定めておいた配慮のみを限定的に実施し、なおかつ配慮は自動解除で行います。 ここまで手順通り対応していれば、従来型対応とは異なり、ほとんど苦 ...